岡崎ゆうあいクリニック　
小林院長

水素が注目されている理由は、2007年に医学雑誌「Nature Medicine」で水素が細胞を傷つけ、様々な病気の原因となる「悪玉活性酸素（ヒドロキシラジカル）」を選択的に消去させると報告されたからです。
　悪玉活性酸素は不規則な生活やストレスで体内に生じ、脳梗塞、糖尿病、膠原病、がん、アルツハイマー病などの多くの病気と関連していることから、水素がこれらの疾患の予防に繋がると期待されています。
　また、水素には抗酸化作用、抗炎症作用があるために、アンチエイジングだけでなく、アトピー性皮膚炎や気管支喘息などの炎症を伴う疾患でも効果を発揮していますし、水素は副交感神経を優位にさせるために不眠や精神的に不安定で悩んでいる方に喜ばれています。　
　さらに水素はがん治療にも応用されています。水素は疲弊したキラーT細胞という免疫細胞を再び元気にさせるだけでなく、抗がん剤の副作用も軽減することも報告されており、特に抗がん剤による倦怠感が強い方には効果的です。